03|靜墨藏香(静かな墨に香を蔵す) トップノート: ボルネオール (龍脳/氷片)、ジャスミン ミドルノート: コールドインク (冷墨)、ペーパー (紙) ラストノート: インセンス (香)、香灰 (お香の灰) 明心(心を明かす) 世界が静かになったとき、初めて自分の声が聞こえてくる。 「靜墨藏香」は、自分自身と向き合う一人の時間を描いています。 筆を執る前の紙の余白のように、あるいは墨が紙に落ちるその瞬間の静寂のように—— 急いで答えを出そうとせず、急いで証明しようとせず、ただ乱れた思考がゆっくりと沈んでいくのを待つ。 香りは、ここで一つの「書き物」になります。 思考や感情を綴り、そして今まで口に出すことのなかった自分自身を書き留める。 すべてがゆっくりと澄んでいくとき、本当に探していた答えは、ずっと心の中にあったのだと気づくのです。 静まることで、初めて自分が見えてくる。「明心」とは世界を見通すことではなく、自分自身をはっきりと見ることなのです。
人間萬象|香りのなかの人間模様 すべての物事には、帰るべき場所がある。 神に捧げるために香を焚く人もいれば、心を静めるために焚く人もいる。 私たちが「人間萬象(レンジェンワンシャン)」で語りたいのは、神仏のことだけではない。私たち誰もが経験したことのある、あの人生の瞬間についてだ。 忘れられない過去、出会った人々、一人で過ごす内省の時、そして最後に自分自身と和解し、心に帰るその瞬間。 「人間萬象」は、東洋の文化、信仰のイメージ、そして人間が抱く感情からインスピレーションを得て創り出されたフレグランスブランドです。 ブランド創設者であり調香師であるTenは、仏具店という環境で幼少期を過ごしました。香火、白檀、香灰、そして様々な匂いが、彼にとって世界と触れ合う最初の入り口でした。 後に香水と調香の世界へ足を踏み入れた彼は、幼い頃から寄り添ってきたそれらの匂いを、別の言語で理解しようと試みました。 そうして神仏は、単なる遠い信仰の対象ではなく、人の心を映し出す鏡となりました。 《人間萬象》シリーズは、ここから始まりました。 これは「神仏」のための香水ではありません。 これは「人間」についての旅路です。 人生の四つの状態を、四つの香りに書き留めました。 放下|相遇|明心|歸心
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